2級土木施工管理技士に独学で合格するための勉強方法とは?効率的な勉強法とポイントを紹介  


皆さん、こんにちは。群馬県みどり市を拠点に、公共工事をはじめとする土木工事や解体工事などを手掛けている高草木建設です。


土木施工管理技士の資格は、建設業界で非常に重要な役割を果たすものです。2級土木施工管理技士を取得していれば、土木工事の施工計画を立てたり、現場の品質管理や安全管理なども行ったりすることができるからです。


また、2級土木施工管理技士を取得できれば、主任技術者にもなれます。しかし、この資格は難易度も高く、合格するためには効率的な勉強方法が必要です。


本記事では、2級土木施工管理技士に独学で合格するための勉強方法とポイントを紹介します。自宅での学習から試験対策まで、一つずつ確認していきましょう。




■2級土木施工管理技士に合格するための勉強時間



合格するためには、2級では約300~400時間、1級では約500~600時間の勉強が必要と言われています。しかし、受験機会が年に2回しかないため、一年を通じて勉強を続けることや、計画的なスケジュールを立てることが重要です。土木施工管理の仕事は忙しく、勉強時間を確保することが難しいため、効率的な勉強方法が必要です。




■第一次検定の勉強方法



第一次検定は学科試験となっていて知識問題が主ですが、施工管理法(応用能力)に関しても出題されるので、難易度は高くなくてもしっかり勉強しておくことが大切です。第一次検定は、主に土木工学等・施工管理法・法規の問題が出題されます。マークシート方式になっていて、40問回答のうちの24問以上(得点60%以上)正答が合格範囲内です。2021年度より、第一次検定に合格すると第二次検定に落ちても2級土木施工管理技士補が付与されます。2級土木施工管理技士の試験対策の基本は過去問なので、徹底的に過去問を解き、対策しておきましょう。



・過去問を積極的に活用

過去の試験問題を解くことは、合格への近道です。過去問を解くことで、出題傾向や問題の形式を把握することができます。また、解説を読みながら自分の解答と照らし合わせることで、自分の理解度を確認することができます。過去5年分を3-4回繰り返し解けると、ベストです。



・科目ごとにピックアップしながら勉強する

科目ごとに重点的に学習し、効率的に知識を身につけましょう。一次試験は、出題範囲が広く内容が浅いのが特徴なので、重点的に勉強する分野とそうでない分野とを分けて、強弱をつけて勉強すると良いです。



・通信講座を受講する

独学の際に不安を感じたり、限られた時間内で効率的に学んだりしたい方には、講習や通信講座を利用することをおすすめします。近年では、自宅や職場からでも受講できるオンライン講座が増えています。講習や講座に参加することで、教師に質問することができるため、理解できない部分をしっかりと学び進めることができます。コースや期間は学校によって異なるため、自分に合ったものを選ぶことが重要です。



・学習アプリを活用する

仕事が忙しく、スキマ時間に勉強がしたいという方には、アプリを使った学習方法が良いでしょう。




■第二次検定の勉強方法



第二次検定は、記述式の回答方法になります。施工管理法の知識・応用能力が試され、配点はとくに公開されてはいませんが、60%以上得点すると合格となります。経験記述問題が出題されますが、自己流で書くのは望ましくないため、こちらも対策が必要です。



・事実を具体的かつ簡潔に

経験記述問題では、自分が経験してきたことを文章にできるかどうかが問われます。あらかじめ第三者に説明できるような文章力を身につけるようにしましょう。



・数値もしっかり記入

記述式の問題では、自分が担当した物件の概要を具体的に書くことが求められます。工事内容・作業員の人数・竣工年月など詳細な数字を入れ、情報がしっかりと伝わるようにしましょう。




■合格するためのポイント



2級土木施工管理技士に合格するために、気をつけておきたいポイントを紹介します。ぜひ参考にしてください。



・目標を明確にすること

2級土木施工管理技士の試験勉強を始める前に、自分の目標を明確にすることが重要です。どのくらいの期間で合格したいのか、どの科目に力を入れるのかを考えましょう。目標が明確になることで、効率的な勉強計画を立てることができます。



・基礎を固めること

土木施工管理技士の試験は専門的な知識が求められますが、基礎的な知識をしっかりと身につけることが大切です。まずはテキストや参考書を使って基礎的な知識を学び、その後に応用的な知識を学ぶようにしましょう。基礎がしっかりと身についていると、応用問題にも対応できるようになります。



・得意・不得意を明確にすること

重要なのは、得点の高い科目にフォーカスすることです。2級施工管理技士の第一次検定では、自分が解きたい問題を選ぶことができます。つまり、自分の得意な分野や得点の取れる科目を把握し、それに集中して解答することで合格率が飛躍的に向上します。そのため、試験対策を行う際には、得点の高い科目を重点的に学習することをおすすめします。もちろん、苦手な分野を克服することも重要ですが、得意な分野を伸ばすことにも意識を向けることで、モチベーションを保ちながら勉強を続けることができます。まずは、得点の高い科目を選び出し、得意な分野から学習を始めましょう。



・継続的な学習を心がけること

土木施工管理技士の試験勉強は一日や二日では終わりません。長期的な学習計画を立て、定期的に学習を続けることが重要です。毎日少しずつでも学習を継続することで、知識の定着や理解度の向上につながります。



・制度改定後の出題傾向に注意

令和3年度の施工管理技術検定から、第一次検定・第二次検定との構成に変更となりました。令和3年度以降の第一次検定合格が生涯有効な資格となり、国家資格として『施工管理技士補』の称号が付与されます。旧制度では、学科試験は知識問題、実地試験は能力問題で構成されていましたが、令和3年度から、第一次検定では、知識問題を中心に能力問題を追加、第二次検定では、能力問題を中心に知識問題を追加という構成に再編されました。今後も改訂がある可能性もありますので、毎年受験前に確認しておくことが必要です。


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■高草木建設では、公共工事の土木施工管理技士を募集しています!



高草木建設では、公共工事の現場で活躍する土木施工管理技士・土木作業員・重機オペレーターを募集しております。


弊社は、群馬県みどり市を拠点として公共工事や戸建ての新築・リフォームを手掛けている会社です。メインで受けよっているのは公共工事であり、スケールが大きな現場が多いため、大きな仕事にチャレンジしてみたい方は特におすすめです。


従業員だけでなく、家族のことも考えた福利厚生が充実していることや残業が20時間程度であることなどから、働きやすい環境として多くの従業員が日々キャリアアップに努めています。従業員の頑張りは正当に評価し、各種手当を支給するほか、高い技術を身につけられるようしっかりとバックアップいたします。転勤や出張はなく、みどり市内の現場が多いため、地域に根付いて働きたいと考えている方にぴったりの会社です。


働きやすい環境で自分の実力を高めたい方・土木施工管理技士としてキャリアアップを目指したい方は、ぜひ高草木建設へご連絡ください。皆様のご応募をお待ちしております。



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