1級土木施工管理技士の勉強時間はどれくらい必要?仕事と両立しながら合格するコツを紹介!

皆さん、こんにちは。群馬県を拠点に公共工事や戸建ての新築・リフォームを行っている株式会社高草木建設です。公共工事などを行うためには、1級土木施工管理技士の資格を持った職人が必要です。


しかし、1級土木施工管理技士は国家資格であり、難易度も高いことから試験に合格できるかどうか不安、と考えている人もいるのではないでしょうか。


今回は、1級土木施工管理技士を目指している人のために1級土木施工管理技士の試験内容や効率的な勉強方法について詳しく解説します。1級土木施工管理技士を目指しているなら、ぜひ参考にしてみてください。




■1級土木施工管理技士の試験について



1級土木施工管理技士は、建築業界にとって必須ともいえる資格です。なぜなら、1級土木施工管理技士の資格保持者がいなくては受けられない仕事があるからです。


そのため、企業からの需要が高く、就職や転職の際に持っていると有利になる資格でもあります。1級土木施工管理技士は国家資格であり、1次試験と2次試験があります。


1次試験は毎年7月に行われ、発表は8月です。1次試験に合格すると、たとえ2次試験に落ちたとしても1級技士補の資格は得られるため、翌年からは2次試験だけ受ければよくなります。



・1次試験の出題範囲

1次試験は学科問題であり、マークシートに解答を記入するようになっています。問題は四肢択一形式で出題され、科目は土木一般・専門土木・法規・共通工学・施工管理の5科目となっています。


このうち、土木一般・専門土木・法規の3科目は問題を選択できるため、多少わからない問題があっても大丈夫です。


土木一般は15問中12問、専門土木は34問中10問、法規は12問中8問を選んで答えれば問題がありませんが、必要回答数より多く答えてしまうと減点になるので気をつけましょう。


また、共通工学・施工管理に関しては必須なので、全問答える必要があります。問題は全科目合わせて96問あり、そのうちの65問を解答する必要があります。


ただし、合格率は60%となっているため、全問正解をする必要はなく、最低39問以上正解していれば合格ラインには届きます。


とはいえ、施工管理法(応用能力)に関してはこの科目内だけで最低60%以上正解している必要があります。



・2次試験の出題範囲

2次試験は記述問題であり、テーマに沿って自身の経験を記述していく形式です。出題問題数は11問ですが、問題1~3は必須で必ず答えを書かなければなりません。


問題4~11は選択式になっていて、8問中4問答えればいいようになっています。点数の配分などは公表されていませんが、60%以上正解すれば合格となります。


ただし、2次試験に合格するためには自分自身の意経験に加えて専門的な知識も必要になるため、1次試験の合格率が50%〜60%あるのに対し、2次試験の合格率は30%〜40%程度とかなり低くなっています。




■1級土木施工管理技士の勉強時間はどれくらい?


1級土木施工管理技士の試験は難しいため、かなりの勉強が必要であり、時間にすると500~600時間程度必要です。人によって勉強時間は変わりますが、内容が専門的になるため、最低限の勉強時間は確保しておく必要があります。


500~600時間というと多すぎると感じるかもしれませんが、半年間毎日1時間程度、勉強の時間を確保できれば大丈夫でしょう。もちろん、自信がない人は、もう少し多めに勉強をする必要があります。





■仕事と両立しながら合格するコツ!効率的な勉強方法とは? 



1級土木施工管理技士の試験を受けるには、最低でも3年以上の実務経験が必要になります。


そのため、勉強をするにしても仕事と両立をしなければなりません。そのため、仕事と両立をしながらも効率的に勉強をできる方法を知っておきましょう。ここでは、おすすめの勉強方法について紹介します。



・過去問題をチェックしておく

1次試験の場合は学科試験なので、とにかく過去問題をチェックして出題傾向を把握しておく必要があります。


どのような問題が出やすいのかを知っておき、出題傾向の高い問題から勉強をしていくと効率的に学べるでしょう。仕事をしながらだと勉強できる時間が限られてしまうため、出やすい問題を優先的に解くようにしておくのがおすすめです。


ただし、2021年に施工管理技術検定制度が変更になっているため、試験内容に一部変更があります。そのため、過去問題をチェックすることは重要ではありますが、変更内容についてもきちんと把握しておくようにしましょう。


一方で2次試験に関しては、答えを覚えればよいというわけではないため、全てのパターンに答えられるように、こちらも過去問題をチェックして筆記内容を想定しておくことが重要です。



・得意な分野と不得意な分野をチェックしておく

1次試験に関しては、選択問題と必須問題があります。そのため、まずはどちらから手をつけようかと迷う人もいるかもしれません。


しかし、1級土木施工管理技士の試験勉強をするなら、必須問題の応用能力問題から勉強をすることをおすすめします。


なぜなら、必須問題の応用能力問題は確実に60%以上正答していなければ、たとえ全体で60%以上正答していても試験に受かることができないからです。


そのため、確実に点を取る必要がある応用能力問題の勉強が最も必要になります。その次に勉強をするべきなのは、必ず全問解答しなければならない必須問題です。選択問題に関しては、問題を選んで解凍することができるため、得意な分野を伸ばしていけばよいでしょう。


とくに選択問題に関しては、一般土木にはじめに手をつけることをおすすめします。なぜなら、一般土木は15問中12問を選んで解答しなければならないからです。


専門土木に関しては全部で34問ありますが、このうちの10問だけ解答すればよいため、あえて不得意分野まで勉強をすることはありません。あまり広範囲を勉強しすぎるといくら時間が足りなくなってしまいます。


そのため、自信がない苦手な分野にまで手を広げる必要はなく、自分の得意分野と苦手な分野を理解して、確実に得点できるようにしておくことをおすすめします。




■まとめ


本記事では、1級土木施工管理技士の試験に関して詳しく解説してきました。1級土木施工管理技士は、建築業界では重宝される資格です。


合格率が低いことから資格保持者が多すぎるということはなく、一定以上の規模の工事を受注しようと思うと、必ず資格保持者が必要になるため、どの建設会社も資格保持者を必要としているからです。


大きな工事から小さな工事まで携わることができ、さまざまな建築物を作ることができます。1級土木施工管理技士は転職にも有利な資格なので、受験資格を得たらぜひ、挑戦してみてください。




■高草木建設では、公共工事の土木施工管理技士を募集しています!



高草木建設は群馬県を拠点に公共工事や戸建ての新築・リフォームを行う会社です。メインは公共工事のため、スケールの大きな仕事をしてみたいという人におすすめといえるでしょう。


建築業界では残業や休日出勤が気になる、という人もいますが、高草木建設では残業は20時間程度となっています。


福利厚生も充実しているので、職人にとって働きやすい環境が整っている会社です。新人だからといって不当に扱われることなく、頑張りを正当に評価してもらえる点もポイントです。


基本的に地元密着型の企業であり、仕事は地元のものがほとんどなので転勤や出張はありません。そのため、地元で働きたいといった1級土木施工管理技士はぜひ、応募してみてください。また、1級土木施工管理技士だけでなく土木作業員や重機オペレーターの募集もしているので、興味があるならまずは一度問い合わせてみてくださいね。



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