皆さん、こんにちは。群馬県みどり市を拠点に、公共工事をはじめとする土木工事や解体工事などを手掛けている高草木建設です。
工事現場の責任者である施工管理として転職を希望する方は、施工管理の仕事の将来性やキャリアプランが気になるでしょう。工事の需要は景気の動向に大きく左右されるため、将来に不安を抱いて施工管理への転職に躊躇する方が多いのも事実です。
今回の記事では、施工管理の現状および将来性・キャリアアップを目指すための施策などについて解説します。施工管理で転職したい方は、最後までご一読ください。
■土木施工管理の現状とは
2021年に開催された東京オリンピック以降も、2025年には大阪万博が予定されているほか、公共施設や民間施設における建設・改修工事なども続いています。一方で、建設業界では、これらの高い需要に対して、施工管理の人材の供給が追いついていないのです。
需要と供給のバランスが崩れているのは、施工管理だけでなく業界全体の人手不足問題が深刻であるために、工事が終わっていない手持ち工事高が建設会社内で増えていることが理由です。国土交通省が、令和5年2月分として公表した建設工事受注動向統計調査によると、令和5年1月分における手持ち工事高は合計で16.8となっています。この数値が高いほど、建設業界の見通しが明るいことを示しているのです。
人手不足の要因として、建設業界に対するイメージの悪さや、若年層の採用が困難である現状、技術者の高齢化などが関係しています。人手不足を改善するために、国を挙げてさまざまな対策がとられていますが、対策の詳細については後述します。
■土木施工管理の将来性は?
施工管理の人手不足をすぐに解消するのは難しいものの、将来性は高く見通しが明るい仕事だと言えます。なぜこのように言えるのか、主な理由を3つ解説します。
・施工管理の需要がなくならない
2021年度の日本国内における建設投資額は、対前年度比で建築・土木ともにプラスの伸び率を記録しています。弊社が取り扱っている土木工事における施工管理は、新規の建設工事だけでなく、インフラの老朽化に伴う修繕や更新工事にも携わるのが役割です。
高度経済成長期やバブル期に建てられた建築物は、老朽化が進む時期を迎えており、修繕や解体工事の件数も増えると想定されています。これらの理由から、今後も施工管理の需要がなくなることはありません。
また、日本は自然災害による建物の被害が多く、地震や豪雨などで倒壊した建築物の復興・復旧工事も各地で行われています。事前の対策により、自然災害による建物の損傷を抑えることはできても、自然災害そのものの発生は防げないため、復興・復旧工事は必要不可欠なのです。
・AIに代替されにくい
建設業界の労働環境を改善し、生産性を向上させるため、AIの導入や活用が進んでいます。人体検知システム・機械学習とAI機能による品質管理・画像認識AI・画像生成AIなどが、具体的な活用例です。AI導入は、国土交通省が掲げている生産性向上の施策「i-Construction(アイ・コンストラクション)」のひとつとして注目されています。
一方で、施工管理の仕事には高度な知識や他者とのコミュニケーション能力が必要不可欠であり、AIに代替えされにくいのです。一部の仕事は、AIにより作業がスムーズに進められるものの、全ての仕事がAIに置き換わることはありません。
・働き方が改善されている
令和6(2024)年4月に、建設業の改正労働基準法が施行され、残業時間に上限が設けられるようになります。原則として、残業時間は月45時間・年間で360時間が上限です。長時間労働が当たり前だった建設業界ですが、働きやすい環境に変わるべく少しずつ改善が進んでいます。
また、施工管理の仕事に必要な施工管理技士の資格試験に必要な受験資格が、令和6年度から緩和されることが決まっています。人手不足の解消や、技術者の配置による生産性向上などを求める声が高まったのが、緩和に至った理由です。
受験資格の変更の大きなポイントは、施工管理技士試験における受験資格です。今までは、受験するには学歴ごとに定められた実務経験年数が必要でしたが、変更により2級は17歳・1級は19歳以上であれば、第1次検定が受けられるようになります。学歴や実務経験に関係なく、一定年齢以上で第1次試験が受けられることで、資格取得にチャレンジしやすくなるのです。
》【2023年最新】土木施工管理技士の受験資格が緩和! 変更点をわかりやすく解説します
■土木施工管理でキャリアアップするには?どんな会社がおすすめ?
施工管理としてキャリアアップを目指すには、どのようなステップを踏むと良いのでしょうか。また、どのような会社で働くのが近道なのでしょうか。キャリアアップまでの過程について解説します。
1.施工管理の資格を取得する
施工管理技士の資格取得は、施工管理としてのキャリアアップに向けた第一歩です。施工管理技士は国家資格のひとつであり、建築や土木をはじめとして業務内容によって7種類に分類されています。
施工管理の資格を取得すると、主任技術者や監理技術者として現場の責任者に就任できます。
2.現場で実務経験を積む
資格を取得したら、現場で施工管理としての実務経験を積んでいきましょう。現場ならではの知識や経験を積み、スキルを高められます。自分が携わりたい業務や目指したいキャリアに近づけるような実務経験を積むと、より目標に近づけるでしょう。
3.昇進もしくは転職によりキャリアアップをはかる
実務経験を積み、施工管理として独り立ちできるようになったら、昇進もしくは転職を検討するタイミングです。大幅なキャリアアップを狙うのであれば、転職を重点的に検討するとチャンスが見込めます。
これは、転職の方が大幅な年収アップが見込めるためです。人手不足により、施工管理経験者の需要が高まっている現状では、より良い条件で転職できる可能性が高くなっています。
・公共土木工事に携わっている会社がおすすめ
施工管理としてのスキルアップや仕事に対するやりがいを感じたい人は、公共土木工事を施工している会社への転職をおすすめします。公共土木工事を扱う会社は、会社の規模に関わらずインフラ工事や大規模工事に携わる機会が多いためです。インフラ工事は人々の生活に直結しており、仕事に対するやりがいや社会貢献に役立っている実感などを感じやすいのです。
公共工事を通じて地域に貢献し、地域の方々の生活を支えたいと考えている方は、高草木建設で施工管理として働いてみませんか。
■高草木建設では、公共工事の土木施工管理技士を募集しています!
高草木建設は、群馬県みどり市を拠点として、公共工事をはじめとする土木工事や、戸建ての新築・リフォームを手がけている会社です。メインに扱っているのは公共工事であり、創業以来地域密着型で事業を展開しております。公共工事はスケールが大きな現場が多く、規模の大きな工事の施工管理としてチャレンジしたい方におすすめです。
社員が実力をしっかりと発揮して仕事ができるよう、働きやすい環境を整えております。社員だけでなく、社員の家族も考えた福利厚生が特徴です。残業も月20時間程度と働きやすい環境であり、頑張りは正当に評価いたします。転勤や出張はなく、現場もみどり市近辺が多いため、地域の皆様から感謝のお言葉を頂戴しております。
土木施工管理技士の他にも、土木作業員や重機オペレーターを募集しております。やりがいのある仕事に取り組みたい方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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