2級土木施工管理技士の難易度は高い?試験の合格率や合格するためのコツを徹底解説!


皆さん、こんにちは。群馬県みどり市を拠点に公共事業などの施工に携わっている株式会社 高草木建設です。


建設業界に興味はあるけど、どのような資格を取得すればいいかわからない、と困っている人もいるのではないでしょうか。


建設業界は、取得すると有利になる資格やステップアップがしやすくなる資格などが多くあるため、どの資格を取得するべきか迷ってしまうこともあるでしょう。


本記事では、土木作業員がスキルアップするのにおすすめの資格の一つ、2級土木施工管理技士について詳しく解説します。ほかの資格との取得難易度も比較するので、建築業界に興味があるならぜひ参考にしてみてください。




■2級土木施工管理技士の難易度と合格率



2級土木施工管理技士は国家資格ではあるものの、ほかの資格に比べるとそれほど難易度は高くありません。そのため、土木作業員からステップアップしたいと考えているなら、ぜひ取得しておきたい資格のうちの一つです。


なぜなら、難易度が低いこともありますが、2級土木施工管理技士を取得しているなら土木工事の施工計画を立てたり、現場の品質管理や安全管理なども行ったりすることができます。また、2級土木施工管理技士を取得できれば、主任技術者にもなれるからです。


2級土木施工管理技士には1級と2級がありますが、ここではそれぞれの検定の難易度と合格率について詳しくみていきましょう。



・第一次検定(一次試験)

2級土木施工管理技士の1次検定の合格率は毎年異なるものの、平均すると65.82%程度です。そのため、ほかの国家資格に比べると難易度も低いといえるでしょう。ちなみに、2021年の合格率は72.5%、2022年の合格率は63.8%となっています。


1次検定は学科試験となっていて知識問題が主ですが、施工管理法(応用能力)に関しても出題されるので、難易度は高くなくてもしっかり勉強しておくことが大切です。1次検定は、主に土木工学等・施工管理法・法規の問題が出題されます。


マークシート方式になっていて、40問回答のうちの24問以上(得点60%以上)正答が合格範囲内です。2021年度より、1次検定に合格すると2次検定に落ちても2級土木施工管理技士補が付与されます。



・第二次検定(二次試験)

2級土木施工管理技士の2次検定は、2021年の合格率は40.7%、2022年の合格率は37.7%となっています。1次検定に比べると2次検定の合格率は大きく下がり、それだけ難易度が高いことがわかります。


2次検定の直近5年間の平均合格率は37.26%です。2021年に実地試験から2次検定と名前が変更された際、試験内容の一部も変更され、それまで学科試験と呼ばれていた1次検定で出題されていた知識問題の一部が2次検定で出題されるようになりました。


2次検定は記述形式になっていて、施工管理法の知識・応用能力が試されます。配点はとくに公開されてはいませんが、60%以上得点すると合格となります。


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■2級土木施工管理技士とほかの資格の難易度を比較



施工管理技士系の資格はいくつかありますが、その中でも2級土木施工管理技士は比較的難易度が低めの資格といえます。


なぜなら同じ施工管理技士系の資格であっても、2級建築施工管理技士の場合は1次検定の合格率が42.3%、2次検定の合格率は53.1%であり、最終的に資格を取得できたのは全受験者のうち22.5%程度にすぎません。


約5人に1人しか受からない、かなり難易度の高い試験といえるでしょう。そのほか、2級管工事施工管理技士などもありますが、こちらも直近5年間の合格率は40%台後半~60%台程度なので、2級土木施工管理技士がほかの資格に比べて合格しやすいということがわかります


ただし、2級土木施工管理技士も取得するためには現場での経験が必要となっていて、だれでも簡単に取得できるというわけではありません。とはいえ、難易度は筆画的低めなので、しっかりと勉強をしておけば、合格できる確率は高いといえるでしょう。




■合格するためのコツ 



2級土木施工管理技士の試験に合格するためには、いくつかのコツがあります。コツを把握しておくことで、より合格に近づけることができるでしょう。ここでは、どのような点に着目すると合格へ近づくことができるのかについて、詳しく解説します。



・出題傾向を把握する

試験に合格するためには、どのような問題が出題されるのかという出題傾向を把握しておくことが大切です。基本的には、過去問をしっかりチェックすることで出題傾向を知ることができます。


なぜなら、その年だけいきなり問題が難しくなったりこれまで出てこなかった問題を多数出題させたりといったことがないからです。


そのため、過去問をチェックすることによって試験問題の出題傾向を予測することが可能となります。ただし、2021年より実地試験が1次検定、学科試験が2次検定と名前が変わったときに、出題傾向も多少変わっています。


従来知識問題だけだった1次検定に施工管理法(応用能力)が加わったり、2次検定に知識問題が加わったりしているので、常に最新の情報を仕入れておくことも重要です。



・経験記述の対策を行う

2級土木施工管理技士の試験は、1次検定と2次検定に分かれていますが、2次検定では経験記述問題と記述式問題が出題されるため、とくに経験記述問題を重点的に対策しておくことで2次検定が合格しやすくなるといえるでしょう。


2次検定の合格基準は非公開となっていますが、学科記述は約6割程度正答すればよいと考え、できるだけ経験記述を正答できるようにしておくことが大切です。経験記述は、本番でしっかり書けるように、とにかく書いて覚えることが大切です。



・勉強時間を確保するためのスケジュールの組み立て

2級土木施工管理技士の試験に合格するためには勉強時間を確保する必要がありますが、土木施工管理の仕事は忙しく、なかなか勉強時間を確保できないという人も多いでしょう。


限られた時間の中で必要な勉強時間を確保するためには、スケジュール管理が重要です。残業がない日や休日に合わせて勉強時間を設定してしまうと、疲れているときや残業が多く入ってきたときなどに勉強ができなくなってしまいます。


そうなると「予定していた分が進んでいない」となってしまい、焦ってしまうこともあるでしょう。そうならないためにも、ライフスタイルに合わせて30分や1時間など、確実に取れる時間でスケジュールを組み立て、無理なく勉強することが大切です。




■まとめ



本記事では、2級土木施工管理技士試験の合格率や難易度、合格のコツなどについて詳しく解説しました。2級土木施工管理技士の難易度は決して高くはないため、資格を取得することで、主任技術者にもなれます。


土木作業員としてステップアップを目指したいなら、資格の取得が欠かせません。目標を明確にして、ぜひ資格取得に取り組んでみてください。




■高草木建設では、公共工事の土木施工管理技士を募集しています!



高草木建設は群馬県を拠点に公共工事や戸建ての新築・リフォームを行っている会社です。とくに、公共工事をメインにしているため、規模の大きい工事にチャレンジしたいのならおすすめです。


高草木建設は福利厚生がしっかりしていて、残業も20時間程度となっているので働きやすい環境であるといえます。また、頑張りが正当に評価される環境であるため、今の環境に不満があるという人にもおすすめです。


また、現場も会社がある群馬県みどり市内であることがほとんどで、出張や転勤などもなく、地元で働きたいという人も歓迎しています。


高草木建設は、土木施工管理技士のほか、土木作業員や重機オペレーターを募集しているので、建設業界に興味があるならぜひ応募してみてください。



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