【みどり市・桐生市】庭や駐車場が雨でぬかるむ本当の原因。「粘土質」の土壌改良と「水勾配(みずこうばい)」の重要性

はじめに:雨上がりの「泥」にうんざりしていませんか?

「せっかく洗車したのに、家の駐車場に停めただけで泥が跳ねる」

「雨が降ると、庭が数日間ずっとジメジメしていて靴が汚れる」

「車のタイヤ跡がくっきりと残ってしまい、地面がデコボコ…」


群馬県みどり市や桐生市にお住まいのお客様から、このようなご相談をよくいただきます。

特に新築の住宅や、昔ながらの広いお庭があるお宅で多い悩みです。


多くの方は「雨が降ったから仕方ない」と諦めているか、「ホームセンターで砂利を買ってきて撒けば直るだろう」と考えていらっしゃいます。

しかし、断言します。ただ砂利を撒くだけでは、根本的な解決にはなりません。


なぜなら、地面がぬかるむのには、物理的な「2つの原因」があるからです。

今回は、道路や河川などの公共工事を手掛ける「土木のプロ」である株式会社高草木が、庭や駐車場が沼のようになってしまうメカニズムについて、専門的な視点から解説します。



原因① その土地の「土質」の問題(粘性土)

一つ目の原因は、足元の「土の性質」そのものです。

土には、大きく分けて「水を通しやすい土(砂質土)」と、「水を通しにくい土(粘性土)」があります。


群馬県に多い「関東ローム層」の罠

みどり市や桐生市を含む北関東エリアの地盤は、火山灰が堆積してできた「関東ローム層(赤土)」が多く分布しています。

この赤土は、粒子が非常に細かく、粘り気があるのが特徴です。

専門用語で「粘性土(ねんせいど)」や「シルト」と呼ばれる部類の土で、一度水を含むと、なかなかその水分を放しません。


「バスタブ現象」をご存じですか?

「ぬかるむなら、表面に砂利を敷けばいいじゃないか」

そう思ってDIYで砂利を敷いた結果、逆に水たまりがひどくなったという失敗例が後を絶ちません。


なぜでしょうか?

元々の地面(粘土質の土)が水を通さない状態で、その上に砂利を敷いても、それは「水を通さないバスタブ(粘土)」の上に「水を通すスポンジ(砂利)」を置いたのと同じ状態になるからです。


雨水は砂利の隙間を通って下に行きますが、その下の粘土層で行き場を失い、そこに溜まり続けます。

これが、いつまで経っても地面が乾かない「バスタブ現象(水槽現象)」です。

これを解決するには、表面だけでなく、下の土を入れ替える「土壌改良(置換工法)」などの土木工事が必要になります。



原因② 「水勾配(みずこうばい)」の不足

二つ目の原因は、地面の「傾き」です。

当たり前のことですが、物理の法則として「水は高いところから低いところへ」しか流れません。

どんなに水はけの良い土であっても、地面が完全に水平(フラット)だったり、逆に窪んでいたりすれば、水はその場に留まり続けます。


プロは「2%」の傾きを作る

私たちプロが駐車場や庭を作るとき、必ず意識するのが「水勾配(みずこうばい)」です。

これは、雨水を自然に排水させるための計算された傾斜のことです。


一般的に、コンクリートやアスファルトの駐車場であれば、「2%(1メートル進むごとに2センチ下がる)」程度の勾配をつけます。

「たった2センチ?」と思うかもしれませんが、このわずかな傾きがあるおかげで、水は重力に従って側溝や排水マスへと流れていくのです。


目分量では水たまりはなくならない

DIYで駐車場を作ろうとして失敗する最大の要因が、この「勾配」です。

人間の目(目視)は意外といい加減で、自分では平らにならしたつもりでも、実際にはデコボコしていたり、排水先とは逆方向に傾いていたりすることがよくあります。


私たち土木業者は、「レベル(水準測量機)」「レーザーレベル」という専用の測量機器を使って、ミリ単位で高さを計測します。

「ここの地盤をあと3センチ削らないと水が流れない」といった計算を行い、重機を使って正確な傾斜を作り出します。これができて初めて、水たまりのない快適な地面が完成するのです。



まとめ:あなたの家はどっち?まずは現地診断を

庭や駐車場がぬかるむ原因について解説しました。


  • 原因①:土そのものが水を吸いやすい「粘土質」である。
  • 原因②:水を流すための「勾配(傾き)」が足りていない。


このどちらか、あるいは両方が原因で、あなたの家の敷地は「水たまり」ができやすくなっている可能性があります。


「うちは土が悪いのか、傾きが悪いのか、どっちなんだろう?」

そう思われた方は、ぜひ一度、株式会社高草木にご相談ください。

私たちは道路工事で培った「土を見る目」「測量技術」を持っています。現地調査を行い、なぜ水が溜まるのかを診断いたします。


さて、原因が分かったところで、次は対策です。

「じゃあ、ホームセンターで一番高い砂利を買ってきて、厚く敷けばなんとかなるんじゃない?」


…残念ながら、その方法では数ヶ月後にまた元通りになってしまうかもしれません。

次回は、DIYの砂利敷きと、プロが行う「路盤材(ろばんざい)」+「転圧(てんあつ)」工事の決定的な違いについて解説します。

車が乗っても沈まない「カチカチの地盤」を作る秘密をご紹介します。



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